Big Star : September Gurls


Big StarというバンドのSeptember Gurlsという曲です。東京にいたころにオシャレなレコードばかり置いている店でジャケ買いしたレコードに入っていた、というのがこの曲との出会いです。昔の曲なのに結構今風なオシャレ感を漂わせているメロディーの曲が多く、また録音時の音質がスタジオライブ風でさらにキラキラしたギターサウンドなので、今聴いても古臭さをあまり感じさせないアルバムなのではないかと思います。

ボーカルの方は2010年に心臓発作で亡くなっていたようです。ご冥福をお祈り申し上げます。惜しい。このバンドの国籍はアメリカです。ポピュラーミュージックの有名なジャンル(ジャズ・ブルース・ロックンロール・ファンク・ソウル・カントリー・ヒップホップなどなど)は全部アメリカ。ブリティッシュが価値を発掘して盛り上げたのもあるだろうけど。発祥がアメリカじゃなさそうなのはレゲエ・テクノ・ボサノバあたりかなぁというところだけど、上記ジャンルの影響を全く感じさせないなんてことはない。アメリカが世界に誇れるアイデンティティだと思います。

ポピュラーミュージックはそういうものとして認識した上で他の国が何できるかというと、それぞれの国の古い音楽とくっつけてみることぐらいなのかなぁと思う。日本だと伝統音楽や民謡、明治・大正・昭和の歌謡あたりの影響を残した何かを考えるしかないのかな。

iTunes 😕Big Star「Radio City (Remastered)」?
Discogs : Big Star
Wikipedia : Big Star

The Grease Band : Let It Be Gone


これがサザンロック(またはスワンプロック)の揺らぎだッ m9っ`=д=´) と力みたくなるほどグラグラするシンコペーションがさく裂しているThe Grease BandのLet It Be Goneです。Joe Cockerのバックバンドをしていた方々でイギリス人なので、正確にはアメリカ南部を発祥とするサザンロックとは言えないのかもしれませんが、レーナード・スキナードやデレク・アンド・ザ・ドミノスと同等のものに聴こえます。それにしても、ギターにしろドラムにしろ崩して弾いてる感じ、イイですよねぇ。サビで半拍ずらして裏ノリにしちゃうところもニクいです。ハイハットのオープンとクローズの使い分けが超クールなので参考にしたいですね。サザンロックでは一体どうしろというのだというほど長いキュインキュイン系ギターソロが入ったりするものが多い気がするのですが、このバンドはノリ重視なソロが多くて趣味がイイなと感じます。

Discogs : The Grease Band
iTunes : The Grease Band「Grease Band & Amazing Grease」
Wikipedia : グリース・バンド?, ジョー・コッカー?,?デレク・アンド・ザ・ドミノス?, レーナード・スキナード